性感染症(STD)
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性感染症、いわゆる「性病」のことを、現代では「STD」と呼ぶことも多くなりました。
その反面、正しい知識がないため、若年層を中心に性感染症が増えているのが現代の
日本の現状です。実際に、先進国で唯一エイズが増えているという報告すらあります。
適切な治療をしないと命にかかわるものもあり、安易な考え方は大変危険です。
万一感染してしまった時はすぐに病院で治療を受け、根治するまでは、性交渉も控える
ことをおすすめします。また感染を防ぐためにも必ず コンドームを使用しましょう。
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■エイズ
HIVウィルスに感染することで、発症すると死亡にいたるケースもある病気。
この病気が何より恐ろしいのは、潜伏期間が数年〜十数年と長く、その間に自覚症状がない
ことが多いため、次々と感染が広がってしまうことです。また、血液中に抗体ができる3ヶ月後
以降にならないと検査をしても発見できないという特徴もあります。
予防と治療
不特定多数と安易な性交渉をもたない、コンドームを必ず使用するなどで予防ができます。
エイズに関しては、今のところ完治させる方法がなく、以前は発症すると2〜3年で死にいたる
ケースが多くありましたが、最近では症状を遅らす薬も開発され、定期的な治療を受けながら
生存することも可能です。
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■梅毒
梅毒トレポネーマという菌に感染することで起こる病気。
治療が確立されるまでは、脳を侵され死にいたる不治の病とされていました。
初期症状は、陰部周辺に痛みのないしこりができる、脚の付け根のリンパが腫れるなど、
その後3ヶ月ほどで発熱、全身の発疹が現れますが、どの症状も放置しておくと一度消えて
しまう場合が多く、感染に気がつかないケースもあります。
予防と治療法
エイズと同じくコンドームの使用で予防ができます。
病気の進行が1期〜4期に分かれ、感染後2年以内、3期に至るまでに適切な治療を行えば
後遺症もなく完治させることが可能です。治療法が進んでいるとはいえ、放置すると命にかか
わる病気ですので、早期発見、早期治療が大切です。
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■B型肝炎
本来、血液や体液を媒介として感染する病気ですが、傷がある場合などは性交渉によっても
感染します。B型肝炎ウィルスに感染すると、強い倦怠感や食欲低下、黄疸などの症状が現
れます。
予防と治療法
コンドームの使用、無理な性交渉や、傷があるときのセックスを避けることで予防します。
発症した場合は入院、投薬などで治療します。放置すると劇症肝炎や、肝臓ガンの原因とも
なりますので、適切な治療が必要です。
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■淋病
淋菌という菌に感染することで起こる病気で、基本的に性交渉以外での感染はありません。
女性の場合比較的自覚症状が軽く、気がつきにくいケースもありますが、男性は尿道炎の
強い痛みがあり、潜伏期間も3〜7日と短いので早期発見が可能です。男女とも膿が出る
症状があるので、おりものがおかしいと思ったときは、すぐに医師に相談しましょう。
予防と治療
予防はコンドームの使用、まれにお風呂で免疫力の弱い子供や、お年寄りが感染してしまう
ケースがあるので注意が必要です。抗生剤の投与などで比較的簡単に治る病気です。
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■クラミジア
現代の性感染症の中でもっとも一般的になっている病気です。
ウィルスと細菌の中間にあたる微生物が細胞に寄生、増殖することで起こります。粘膜や
粘液の接触により感染するため、オーラルセックスでも感染し、喉に発症する場合もあります。
症状は淋病と同じく、男性には痛みや違和感が伴いますが、女性はほとんど無症状なため、
発見が遅れてしまいがちです。
予防と治療
オーラルセックスでも感染するため、コンドームの使用だけでは予防は難しいと言えます。
治療は抗生物質の投与と比較的容易ですが、再発しやすいので、性交渉は根治してからに
しなくてはいけないでしょう。
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■性器。口唇ヘルペス
性交渉やオーラルセックスによって、ヘルペスウィルスに感染することで起こる病気です。
症状は、性器や口唇、顔などに痛みをともなう水泡や発疹ができ、発熱することもあります。
予防と治療
2〜4週間で発疹などの症状は自然に消えて治ったようになりますが、実は神経に潜んで
いるため抵抗力の弱ったときに再発する可能性があります。治療には抗ヘルペス剤の投与が
有効とされていますが、完治が難しい病気です。
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■トリコモナス
トリコモナス原虫という、ワラジ虫のような小さな虫によって起こる病気です。主に性交渉から
感染しますが、水を好むため、お風呂、便座、タオルなどからも感染することがあります。
女性は膣炎の症状で、臭いが強い泡状のおりもの、外陰部のかゆみや刺激などが現れます。
男性はほとんどの場合無自覚で、尿道炎の症状が出ても消えてしまうことがあるので注意が
必要となります。
予防と治療
基本的には、性交渉から感染するので、コンドームの使用で予防できます。
治療は、膣剤や経口の抗生物質で比較的容易に治すことが可能です。
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■尖圭コンジローム
HPVというウィルスに性交渉で感染して起こる病気。
性器周辺や肛門部に大小のイボが現れます。イボができることで異変に気がつきやすいため
発見は容易ですが、ほおっておくと増殖してしまうので早期治療が必要です。
また尖圭コンジロームは良性のHPVによる腫瘍ですが、悪性のHPVによるガン組織が
見つかる場合も多くあります。
予防と治療
基本的にコンドームの使用で感染を防ぎます。
男性器にイボが見られる場合は、感染している可能性が高いので、性交渉は避けましょう。
軟膏での治療も可能ですが、時間がかかるため、レーザーで切り取る手術が一般的です。
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■ケジラミ
その名の通り「毛につくシラミ」のことで、主に性交渉から感染しますが、お風呂やタオル、
下着などからもうつるため、家族に持っている人がいると感染してしまうケースもあります。
陰毛部に強烈なかゆみがあり、肉眼でも卵やシラミがわかるので発見は容易です。
予防と治療
陰毛部に接触することで感染するので、オーラルセックスで顔や髪の毛にも感染します。
感染者と性交渉をしないことはもちろん、入浴や、タオル、下着や衣類などを共有することも
避けます。
パウダーや軟膏で治療は可能ですが、毎日たくさんの卵を産むため、症状が治まっても一定
期間治療を続けることが大切です。
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■ガンジダ
おりものが異常になるため間違いやすい病気ですが、ガンジダは性感染症ではありません。
ストレスや疲労、洗いすぎによって膣内の抵抗力が落ちると、膣内にガンジダ菌というカビの
一種が発生し、強烈なかゆみとともに、カッテージチーズのようなおりものが大量に出ます。
予防と治療
ストレスを避け、規則正しい生活で、体の免疫力を落とさないように心がけましょう。
また、膣内には元々自浄作用があるので、石鹸による洗いすぎは、かえって抵抗力を弱めて
しまうことになります。治療は膣内の洗浄、座薬、軟膏などで治します。
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