子宮内膜症は、薬剤による治療ばかりではなく、手術も行われます。
薬剤による治療は、病気の進行を遅らせることが一番の目的です。
しかし、手術療法は問題となる部分を切除するため、
根本的な治療法と考えられます。
かなり進行している場合や薬剤での治療を行ったが、うまく効果が得られなかった場合、
赤ちゃんを産むことを望んでいる場合などに行われます。
手術療法の種類は、病状や赤ちゃんを産みたいかによって選択されます。
まず、赤ちゃんを産みたいと考えている場合は、卵巣や子宮を切除せず、
病気の部分のみを切除します。
これを保存手術といいます。
手術方法としては、切除する部分が小さいため、腹腔鏡で手術をすることが増えています。
しかし、完全に切除することは難しく、30%くらい再発することがあります。

赤ちゃんを産むことを望まない場合は、2通りあります。
閉経が近い場合は、子宮、卵巣、卵管のすべてを切除します。
これを根治手術といいます。
女性ホルモンの分泌がされなくなるため、更年期障害様の症状が起こりやすくなります。
しかし、再発の危険性はなくなります。
手術方法は、切除部分が広範囲になるため、開腹手術になります。
次に、閉経まで期間が長い場合は、卵巣に異常がないことを確認した上で、
卵巣は残して、子宮を切除します。
これを卵巣機能温存手術といいます。
卵巣を残すことで、女性ホルモンは分泌されるため、更年期障害様の症状を
抑えることができます。
しかし、女性ホルモンが分泌されるため、再発する危険性は残ります。
手術が必要となった場合、理解しにくい部分もあるかもしれません。
パートナーとの関係にも影響してくることもあるため、自分がどうしたいのか、
何を希望するのか、医師と納得するまで話し合いましょう。
必要であれば、パートナーにも話し合いに同席してもらうことも考えてみましょう。
|